淡路島でホタルを約100倍くらい楽しむ方法☆〜山ホタル編(2024年度版)
2024/10/08
こんにちは海月館ブログ編集長のちゃんくりです。暑くなってきましたね。
夏到来!
と、その前に梅雨がやって来ますね。ちょっぴり憂鬱ですね。でも嬉しいことがこの季節にもあるんですよね。そしてそれは一年中でこの時期だけにしか体験できない特別なもの。
(2017年6月撮影:カメラ=ちゃんくり)
そうホタルのシーズンがやってくるんです!
5月の下旬から6月中旬くらいまでの今の時期、タイミングは年によって前後しますが、淡路島でも蛍が見頃を迎えます。最近、淡路島では海ホタル鑑賞もちょっとしたブームなので、いわゆる蛍を山ホタルなんて呼んでたりもします。山だけに居るわけではないんですけどね。
自然環境の変化、特に綺麗な水の流れる場所の減少で自然の多い淡路島でも、ひと気の多い場所では今はほとんど見ることのできなくなった蛍。でもひとたび、ひと気のない田園の中や山へ行くと観れます、
乱舞する数百の蛍たち。\(^o^)/
初夏のこの季節に淡路島に来るなら、夜は是非ホタルを観に行って下さい。住んでる私達ですら、毎年シーズン中は何回も観に行っちゃうほど美しいので。
淡路島で観るならココ!オススメの蛍スポット、ベスト3
1:諭鶴羽ダム公園(南あわじ市)
2:成相ダムのホタル橋の近く(南あわじ市)
3:鮎屋の滝(洲本市)
諭鶴羽ダム
淡路島で蛍と言えばここ、と言うくらい有名な蛍のスポット。海月館のある洲本市内からは車で約40分。ダム湖の上流部の渓谷に最盛期は数百匹の蛍が舞います。
ダム脇の細い道路をどんどん進んでいくと三叉路になった広い場所がありホタルの看板があります。その横の橋の上がホタルスポットです。橋を渡ってすぐのところに大きめの駐車場がありますので車はそこに駐めましょう。
ちなみにこの道路は右回りの一方通行なので要注意。チャンクリの自宅から車で10分程で行けるので、最低でも毎年3回は観に行ってしまいます。\(^o^)/週末はかなりな人で溢れえるので、個人的には平日に行くのがオススメ。
(ここで地元民ならではのプチ情報)
シーズンになると平日でもホタルスポットの橋周辺は、どんどん車が来て、せっかくのホタルの幽玄な光が遮られることも、しばしば。それでもほたるの数が多いので楽しめるのですが、ちょっとタイミングが悪いと落ち着けないかも。そんなときはおやつやお弁当を持参して、人が少なくるのを待ちましょう。あとは物凄く真っ暗で怖いのですが、橋から川の上流方面に行く道を歩いて行くとあまり人の来ないエリアもありますので注意をしながら進むとゆっくりホタル観賞できます。但し雨の後など落石注意な道なので自己責任で!
住所:〒656-0532 兵庫県南あわじ市神代浦壁 諭鶴羽ダム
成相ダム
(2017年6月撮影:カメラ=ちゃんくり)
諭鶴羽ダム公園のホタルスポットに比べると駐車場なども特になく、人も少なめ。こちらもダム脇の道路を車で進んで行くとほたる橋という橋がありますので、その脇に谷に降りていく階段があり、降りたところがホタル観賞スポット。ゆっくり蛍を観るならこちらがおすすめかもしれません。明るい時間から出かけて、自然を満喫するのも良いかもしれませんね。
住所:〒656-0445 兵庫県南あわじ市八木馬回
鮎屋の滝
(2017年6月撮影:カメラ=ちゃんくり)
諭鶴羽ダムや成相ダムに比べると蛍の数は多くありませんが、海月館からも車で約20分と比較的近く行きやすいので、オススメ。ちょっとしたパワースポット的な雰囲気もあり、夏に行くと涼しさが増すかも?!台数は少ないですが駐車場もあります。
住所:兵庫県洲本市鮎屋334-2
☆☆☆
ところで実は蛍の鑑賞って、
押さえとくと嬉しいコツ、ポイントがあります。
これを知ってるのと知らないのとでは、蛍の楽しみ方が全然違います。
ぜひ覚えて、蛍の鑑賞に向かって下さい。
蛍鑑賞3つの大事なコツ
(2016年6月撮影:カメラ=ちゃんくり)
1、ホタルが多く飛ぶ天気があります。
2、ホタルの乱舞を観るなら時間帯を選べ。
3、ベストな鑑賞スタイルはこれ!
1、ホタルが多く出現する天気は?
先にも言いましたが、淡路島でホタルが見れる季節は5月末から6月中旬ごろまで。梅雨と重なったり、微妙にズレてたり。そんな感じの季節です。さてこの時期になると、大なり小なりホタルの名所に行くとホタルが観れます。しかしせっかく見に行くなら、たくさん観れた方が嬉しいですよね。
ホタルは「風がなく」「曇った」「蒸し暑い」日によく飛ぶと言われています。
梅雨の晴れ間、蒸し暑くてビールが美味しく飲めそうな日がベストと言って良いかも知れません。逆に風が強かったり、雨が降っていたり、気温が低い日にはあまり活発に飛ばないそうです。
2、ホタルの乱舞を観るなら時間帯を選べ
日が暮れると同時くらいにホタルは光りを放ち飛び始めます。ホタルが光るのは求愛行動なので、明るいときは無駄に光りを放ったりしないのです。飛びながら光って舞いを見せるのはオスで、葉っぱや木に留まって光っているのはメス。オスはメスを見つけると、メスのところへ行って求愛をします。ナンパみたいですね、まるで。その日の気候にもよりますが、そんな訳で日が暮れ、温度や湿度が良い感じになっているのが、
夜の19時半頃から21時頃まで。この時間帯が最もホタルの乱舞が見られる
と言われています。つまりはナンパのメインタイム!日にもよりますが、数百の蛍たちが所狭しと舞う姿は本当に美しいものです。21時を過ぎてもホタルが光るのを観ることは出来ますが、オス達がメスを求めて舞いを見せるのは少なくなり、木や草の上で光っているのが観れます。カップル成立的な感じでしょうか。木々や水辺の草の上で星空の様に輝く蛍たちを観るのも悪くないです。
3、ベストな鑑賞スタイルは?
ホタルは求愛活動の為、地中から出てきて美しい光りを放ちます。その期間はわずか2週間程、それを終えると死んでしまいます。卵から数えると1年ほどの命ですが、
私達が観る成虫の光る姿のホタルとしては2週間と言う儚い命です。
セミも似てますね。その期間にパートナーを見つけ、次世代へと種をつなぐと言う貴重な瞬間の煌めきを我々は鑑賞しているのです。邪魔をしちゃあいけませんよね。だからできるだけそっと鑑賞するのがオススメ。
<ライトでホタル達の光りを遮るのはNG>
とは言え、足元もおぼつかない真っ暗な中、歩くのは危ないのでライトは必要かと思います。そんな時は赤い光のライトを持って行きましょう。ない場合はフィルムを貼るとか、今だとスマホで赤い光を出すアプリとかもあるのでおすすめです。
<捕まえて持って帰るのも求愛活動の妨げになるのでNG>
ただでさえ環境の変化で数が少なくなっているホタルの求愛活動を邪魔することで、翌年以降ホタルが観れなくなってしまうのは残念ですよね?だから我々は若い人の恋愛を見守る様に、その輝きをそっと邪魔しない様に見守るのがホタル鑑賞の一番のコツなのです。
ホタル鑑賞無料ツアーがあります。
洲本温泉にご宿泊の方はお日にち限定ですが、山ホタルが鑑賞出来る無料のツアーバスがあります。洲本温泉の各ホテルが持ち回りで送迎バスを出して、鮎屋の滝まで宿泊客をホタル鑑賞にお連れするこの時期だけの特別な企画です。
実は淡路島いちのホタルスポット諭鶴羽ダム公園の脇には、海月館グループが指定管理者として運営する公共の宿「ゆずるは荘」があったりもします。ここからなら歩いてホタルを見に行くことが出来るので、シンプルにホタル鑑賞だけならこちらにお泊りいただくのもオススメです。(但し本当に泊まるだけの合宿所の様な施設です。)
(緑に囲まれた「ゆずるは荘」。リーズナブルに泊まれます)
と言う事で、今日は淡路島にこの時期来るなら外せないホタル鑑賞のお話でした。
(ちゃんくり)
編集長 ちゃんくり
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